初めての人でも購入がしやすい「ミニ株(単元未満株)」は、主婦や学生(未成年)の方からお小遣い稼ぎも含めて人気があります。
通常株の売買単位は100株がほとんどですが、「ヨリコ」も投資資金が足りない時に買っておきたい会社の株がある時は、ミニ株(単元未満株)で通常は40万円くらいで買えるものを10万円くらいで買ったりします。
ミニ株は通常の株と比べて手数料が割高というデメリットがありますが、簡単買えるのと、ある程度の金額であれば、収益もしっかり狙うことが可能です。
実はミニ株より単元未満株の方が少額で買える。
株で少額で株を買う場合は「ミニ株」と「単元未満株」が同じと思っている人が結構いますが、実はこの2つには違いがあります。
「ミニ株」→通常の株(100株など)の10分の1で買える
「単元未満株」→1株から買える。
以上のことから、実は「単元未満株」の方が安く買うことができるのです。
上の画像はソフトバンクの株です。
1株=3270円になっています。 通常は100株単位なので、32万円から買えますが、「ミニ株」「単元未満株」は
- 「ミニ株」→3万2千円
- 「単元未満株」→3270円
から買うことが可能です。
ミニ株か単元未満株は取扱の証券会社によって違ってきますが、最近はより少額から買うことができる「単元未満株」の取り扱いが多い傾向にあります。
▶(参考記事)株はいくらから買うことができるの?売買画面で説明。
ミニ株ではどうやって利益を出すの。
ミニ株で利益を出すには以下の特徴となります。
👉買った株が値上がりして利益を得る。
👉配当金を得る。
このうち「値上がり益」が一番少額投資では利益が得られる方法となります。
「配当金」については、条件があり「何株以上〜」などの制限も設けている会社もありますし、もともと少額では数%の配当金はあまり利益が出るとは言えません。
そういったことで「値上がり益」で利益を出していくというのが常套手段と言えます。
先ほどのソフトバンクの株を例にすると、通常は32万円から変えますが、ミニ株であれば、3万2千円から買えます。
例えばソフトバンクの株を10万円分買うとします。
つまり「100000円/3270円=30株」を買うことができます。
3270円が5000円まで値上がりすると
「(5000ー3250)*30株」=52500円
の利益を得ることができます。
ミニ株のメリットについて
👉少額から買うことができる。
👉お小遣い稼ぎが可能
👉少額から投資して株式投資に慣れることが出来る
👉リスク分散ができる。
ミニ株があるおかけで、お小遣い稼ぎがしたい、主婦や未成年、学生が株式投資を経験できますし、お小遣い稼ぎをすることができます。
株にしても知識ばかり詰め込んでなかなか株式投資が始めることができない人がいますが、実際に株を持って見ることで、株の興味も湧いてきて学習も進むことになります。
またミニ株のメリットとして「リスク分散」ができることです。 通常の株であれば、30万円からなどまとまった金額が必要になります。
ですが、30万円で1つの会社の株を買うより、ミニ株を使って10万円つづ3つの会社を株を買うことも可能になるため、リスクを減らすための「分散投資」をすることが出来るのです。
ミニ株のデメリットについて
👉手数料がやや割高
👉優待券がもらえない。
👉売買が「成行」のみで「指値」が使えない。
👉取引の銘柄が制限されている。
ミニ株の手数料について
ミニ株の手数料については、通常の株の売買に比べて割高になっています。
下の表は大手証券会社のSBI証券です。
取引額 | 1万円 | 2万円 | 3万円 | 10万円 |
SBI証券 | 50円 | 100円 | 150円 | 500円 |
最低手数料50円で、「取引額*0.5%」となっています。
例えば1万円の株が1万5千円になった時には、手数料は「50+75円」で125円かかかることになります。
ですが、利益の5000円からすると「125円」そんなに大きな金額の手数料とは言えないと思います。
優待券がもらえない。
ミニ株では通常優待券がもらえません。
なのでミニ株で例えば「30株」を持っていたとして、毎月少しづつ株を買っていって、「トータルで100株」などになれば、優待券の権利が受け取れることになります。
売買方法が制限される「成行のみ」
通常株買うときの注文には
- 成行・・・・現在価格に近い価格で注文を行う。
- 指値・・・・指定した価格で注文を行う。
というのがよく使われますが、 ミニ株の場合は「成行」での注文のみになります。
「成行」注文では相場の変動が激しい時には不利な価格で約定することもあるので、相場が落ち着いている時に行うのがいいでしょう。
株の取引銘柄制限されている。
全ての株が1単位から買えるわけではなく、中には100株など(単元株と言います。)通常の取引単位しか取引ができない株もあります。
ですが、ある程度の銘柄はミニ株として少額から取引できるため、ある程度困らずに取引ができると思います。
ミニ株はNISA口座で運用するとメリット大!!
少額から株が買える「ミニ株」、そして年間120万円までの株取引の利益が非課税(納税が免除)の「NISA口座」。
これらを組み合わせて運用することで、少額投資と税金の優遇が受けられるということでメリットが大きくなります。
詳しくは、「ミニ株・単元未満株・NISA口座の違いについて」の記事を参考にしてください。
新しい株の少額投資〜1000円から始められる
PayPay証券(One Tap BUY)(ワンタップバイ )は、1000円から国内、海外の有名企業の株が買えるスマホアプリです。
グーグルやフェイスブック、アマゾンなど有名な企業の株が1000円から買え、また手数料は0.5%なので、1000円で株を買っても手数料が5円とネット証券よりも安くなるため、初心者や主婦の方に人気の株式投資となっています。
まとめ
以上ご紹介しましたように、「ミニ株(単元未満株)」では1万円以下で取引できる株もそれなりに存在します。
株式投資に慣れることで、ミニ株を使い実際に取引することは収益をあげる上でも大変重要になってきます。
気軽にお小遣い稼ぎや、株の経験を積むという点で気軽に取引しやすいミニ株はぜひ初心者からお勧めしたい投資と言えます。
ミニ株が取引できる証券会社として「立花証券e支店」「SBI証券」「松井証券」がありますが、このうち「SBI証券」が手数料が安く銘柄も多いため、ミニ株を取引する上ではオススメと言えます。