2018年の新制度として積立NISA(つみたてニーサ )の口座を証券会社(金融機関)で持った場合、投資信託(ファンド)の購入手数料はいくらぐらいかかるのかご紹介して行きます。
積立NISAについては
「証券会社ごとにどのくらい手数料がかかるのか?」「手数料で比較した場合オススメの証券会社はどこですか』
とう点も踏まえてこの記事でご紹介して行きます。
積立NISAの運用期間や非課税枠の内容などは、「積立NISA(つみたてNISA)とは?メリット・デメリットとオススメの証券会社口座」を参考にしてください。
積立NISAの購入手数料は実は無料
一般的に投資信託を購入するとき、「購入手数料」というものが差し引かれます。
ところが積立NISAでの取引に関してはどの投資信託であっても手数料無料になっています。
これは金融庁が積立NISAを始めるときに、購入手数料が無料の投資信託しか参加を認めなかったからです。
ただしETFと呼ばれる投資信託に関しては手数料が発生します。
(解説)ETFとは「上場投資信託」と呼ばれるものです。投資信託が株式同様に上場され、自由に売買ができるようになっています。
投資信託(ファンド)・ETFの信託報酬は証券会社共通
積立NISA対象ファンドの手数料一覧
購入手数料 | 信託報酬 | |
---|---|---|
インデックスファンド | 無料 | 国内0.5% |
アクティブファンド | 無料 | 国内1%、海外1.5%まで |
ETF | 1.25% | 0.25% |
投資信託には信託報酬と呼ばれる手数料があります。
これは投資信託を維持管理するための費用だと考えてもらえれば大丈夫です。
積立NISAでも信託報酬は設定されています。
しかし、金融庁は信託報酬に関しても上限を決めて格安で投資を始められるようになっています。
一般的にインデックスファンドやETFは信託報酬が安くなり、アクティブファンドは高くなります。
なぜかというと、インデックスファンドやETFは一定のルールで機械的に分散投資を行うのに対して、アクティブファンドではファンドマネージャーが投資先ごとの調査を行うからです。
積立NISAでの投資信託の運用方法については、「積立NISA(つみたてNISA)、初心者オススメの銘柄種類の選び方と比較」の記事を参考にしてください。
おすすめの積立NISA証券会社は
手数料に関してはどの証券会社で口座を開いても差が出ません。
それでも証券会社よっての違いはあります。
ここで初心者が選ぶべき証券会社のポイントがあります。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
インデックス型 | 110本 | 109本 | 94本 |
アクティブ型 | 11本 | 11本 | 10本 |
証券会社の詳細 | SBI証券の公式ページはこちら | 楽天証券の公式ページはこちら | マネックス証券の公式ページはこちら |
積立NISAの証券会社選びのポイント
積立NISAは最大20年間という長期間にわたって行うものです。
そのためこのような少しの差が後に大きな差になる可能性があります。
それらを踏まえて、個人投資家に人気のある証券会社3社の積立NISA口座について解説します。
楽天証券 おすすめ!!
インターネット証券会社では大手のひとつで、楽天グループの証券会社です。
楽天証券の特長は何といっても楽天ポイントで投資信託が購入できることです。
楽天ポイントを積立資金に使うことができます。(2018年夏開始予定)
また楽天銀行や楽天カードを合わせて使うことで、積立資金のスムーズな移動ができます。
SBI証券
インターネット証券会社では最大手と言われています。
SBI証券で積立NISAを行うと「投信マイレージ」という特典を受けられます。
投信マイレージとは投資信託(ファンド)の保有額に応じて「SBIポイント」がたまる仕組みです。
保有額が1000万円を超えると、ポイント還元率が2倍になります。
SBIポイントは現金にすることも可能ですが、Tポイントや航空会社のマイルに変換することができます。
さらに系列のSBIカードの利用者が住信SBIネット銀行の口座にて現金に交換すると、最大で10000ポイントを12000円に交換することができます。
マネックス証券
インターネット証券会社の中では手数料の安さで知られています。
特に外国株の手数料が安いことで知られています。
マネックス証券のメリットは資産設計を助けるツールを無料で使えることです。
自分が運用したいファンドが複数ある場合、自分の状況に適した投資配分を自動計算し、アドバイスをもらうことができます。
まとめ〜おすすめしたいSBI証券
初心者の方に最もお勧めできる積立NISA口座はSBI証券です。
その理由は手数料の安さやポイント還元率の高さもありますが、取り扱っている株式や投資信託の幅が広いことがあります。
将来的に様々な投資にチャレンジするときに違う証券会社の口座に移動する必要が無いと思います。
楽天のサービス(楽天銀行や楽天市場)をヘビーに使われている方であれば楽天証券で始めてもメリットがあります。