2018年9月にSBI証券の確定拠出型年金iDeCo(イデコ)に新しく「セレクトプラン」が追加され、eMAXIS Slimシリーズを含めて新しい商品(ファンド)の運用が可能になりました。
eMAXIS Slim米国株式などの米国株についても積極的に運用できることになり、「セレクトプラン」は従来の「オリジナルプラン」との違いを比較してもメリットがますます大きくなった印象を受けます。
この「セレクトプラン」では有名なファンドが取り揃えており、従来からiDeCoの取り扱い数が業界最多であったSBI証券はますます利便性がよくなったと言えます。
SBI証券で「セレクトプラン」の取り扱いを開始
セレクトプランは2018年11月からのリリースとしています。
「当社ではiDeCoにおいて、新プランを設定することといたしました。2005年から提供している現行のプランを「オリジナルプラン」、2018年11月に新たに設定するプランを「セレクトプラン」とし、今後は商品ラインナップが異なる2つのプランからいずれかをお選びいただけることとなります。」
2018年11月1日(木)に導入予定の新プランです。「低コスト」と「多様性」にこだわって選定した34商品を提供いたします。
iDeCoのついての特徴は下記の記事を参考にしてね。
セレクトプランでのファンド一覧
インデックスファンド
【株式】
【REIT】
【債券】
アクティブ
【株式】
【コモディティ】
【ターゲットイヤー】
またコモディティは商品といわれるもので、「金」「銀」などがそれに当たるわ。
そして「ターゲットイヤー」というのは、目標の年数を決めて運用し、その運用年数に応じて運用方法を変えていく投資信託をいうのよ
良心的な投資信託が多い
もともと、SBI証券は安い手数料で資産運用ができることで知られていました。
この度の「セレクトプラン」でもその方針がはっきりと分かります。
積立NISAに匹敵する手数料
iDeCoと比較される「積立NISA」は、手数料(信託報酬)の安い良心的なファンドのみが選ばれています。
この度の「セレクトプラン」では、積立NISAでも認められている手数料の安いファンドが多くそろっています。
「セレクトプラン」のファンドの90%以上が、積立NISAの基準に達しています。
セレクトプランとオリジナルプランどちらがおすすめ?
メリット | デメリット | |
---|---|---|
セレクトプラン | 格安のファンドが多い | 新興国や不動産(REIT)ファンドが少ない |
オリジナルプラン | 様々なファンドを選べる | 今後運用できないファンドがある |
これからはじめる人は「セレクトプラン」
今、iDeCoの加入を検討されている方は、「セレクトプラン」で十分だと思います。
その理由として
- 手数料の安いファンドがそろっている
- 分散投資も十分に行える
- 今後の「iDeCo制度改革」に合っている
からです。
オリジナルプランをオススメできる人
オリジナルプランは、多種多様な投資先があることがメリットです。
新興国や不動産(REIT)を対象にしたファンドもそろっています。
iDeCoで幅広い運用したいという方は、オリジナルプランがオススメできます。
オリジナルプランの今後
オリジナルプランはiDeCoの制度変更に従って、ファンドの数を絞る必要があります。
今後5年間で取り扱いをやめるファンドが出るようです。
【SBI証券ホームページ:除外予定ファンドのご案内】
オリジナルプランを選ぶ場合、除外予定のものは運用から外した方が良さそうです。
セレクトプランのおすすめ銘柄について
SBI証券ではiDeCoへの加入を検討される方を想定した良質のファンドがそろっています。
その中でも、今回は3つのファンドを紹介します。
【SBI証券「セレクトプラン」オススメファンド】
ファンド名 | 特徴 | 信託報酬(手数料) |
---|---|---|
iFree年金バランス | 公的年金に近い運用 | 0.17172% |
eMAXISSlimバランス(8資産均等型) | 格安で幅広い分散投資 | 0.17172%以内 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 手数料が業界最安値クラス | 0.11772%以内 |
iFree 年金バランス
「iDeCoって年金の足しになるのだから、普通の年金と同じ運用でもイイ」
そういった方にオススメできるファンドです。
GPIFと呼ばれる国民年金・厚生年金の運用を行う機関が実施する資産配分に近い運用を行います。
国内:海外=60:40の比率で投資していきます。
【公式サイト】
eMAXISSlimバランス(8資産均等型)
「1つのファンドで徹底的に分散投資を行いたい」
そういった方にオススメできるファンドです。
eMAXISSlimシリーズのファンドはいずれも手数料の安さに高い評価を受けています。
その中でもこのファンドは、「国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内不動産(REIT)、先進国(REIT)」の8種類へ均等に投資します。
iDeCoで運用できる数多くのファンドをこのファンドだけでカバーすることができます。
【公式サイト】
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
「評判の良いファンドにも投資したい」
そんな人にオススメできるファンドです。
安い手数料でかつ、効率的な運用にブロガーの間で人気があります。
分配金(配当)は返還されずに次の投資資金にすることで、運用効率を高めています。
投資先はアメリカを中心に日本以外の先進国の株式です。
【公式サイト】
まとめ
以上SBI証券でのiDeCoでのプランをご説明してきました。
iDeCoで運用する場合には原則1つの金融機関でしか運用することができません。
なので、できるだけ運用できる銘柄が多い金融機関として業界最多の取り扱いをほこるSBI証券は、おすすめの証券会社と言えます。