NISA口座を未成年(子供・学生など)が株式投資で運用できる制度を「ジュニアNISA(じゅにあニーサ)」と言います。
「ジュニアNISAでは積立投資はできるの?」「ジュニアNISAのオススメの証券会社はどこ?」「通常のNISAとジュニアNISAの違いは?」
といったことを含めてこの記事でわかりやすくご紹介して行きます。
ジュニアNISAについて
ジュニアNISAは0歳から19歳の未成年を対象としたNISAで2016年から始まりました。
子供の将来の進学や就職など、長期の資産形成を目的に導入されており、いま注目度の高い制度です。
ジュニアNISAと通常NISAの違いについて
ジュニアNISA | NISA | 積立NISA | |
---|---|---|---|
対象年齢 | 〜19歳 | 20歳以上 | 20歳以上 |
金融機関の変更 | 不可能 | 可能 | 可能 |
非課税の金閣 | 80万円(年) | 120万円(年) | 40万円(年) |
非課税期間 | 最長5年 | 最長5年 | 最長20年 |
対象商品 | 株式、ETF、投信 | 株式、ETF、投信 | 投資信託 |
通常のNISAは1年間で120万円までは非課税となるのに対して、ジュニアNISAは年間80万円が非課税の限度額となっています。
また、ジュニアNISAでは金融機関を途中で変更することができません。
ちなみに名義人の対象者は未成年ですが、運用の管理は原則として親権者と決まっています
ジュニアNISAの口座を開設するには名義人の親もNISAの口座を開設しておく必要があります。
通常のNISAの特徴については、「NISAのメリットデメリットについて」の記事を参考にしてください。
ジュニアNISAのメリットについて
1年間で80万円が非課税で投資できる
ジュニアNISAでは1年間で80万円までに税金がかかりません。
仮に子供が2人いる4人家族だと、通常NISAでは120万円までが非課税なので、家族がNISA口座で運用したとすると120×2+80×2=400万円が非課税となります。
この場合家族内で400万円も非課税になるのは非常にお得になります。
相続税対策になる
1年で子供への贈与額の合計が110万円を超えてしまった場合には贈与税が課税されてしまいます。
しかしジュニアNISAを活用すれば贈与税の基礎控除である年間110万円の非課税枠の一部として扱われます。
ジュニアNISAのデメリットについて
名義人が18歳になるまでは原則お金の引き出しができない
通常のNISAでは資金をいつでも自由に引き出すことができるのに対して、ジュニアNISAでは名義人が18歳になるまでは引き出せません。
しかし、これは大学進学を目標とした資金形成と考えることもできます。
ちなみに途中でお金を引き出す場合は課税されてしまいます。
金融機関を途中で変更することができない
通常のNISAでは金融機関を途中で変更できるのに対し、ジュニアNISAでは一度決めれば途中での変更ができません。
つまりどの金融機関で開設するかはとても重要になるのです。
じゅにあNISAのおすすめネット証券会社について
ジュニアNISAでおすすめのネット証券会社は楽天証券です。
まず、楽天証券はジュニアNISAも取引手数料が無料で,、投資信託の取り扱い本数は2500本以上と非常に豊富なところが魅力的となっています。
さらに、1000円からミニ積立投資信託の買い付けが可能で、少額での資金形成も可能になります。
まとめ
ジュニアNISAは年間80万円までの投資額が非課税となるメリットあります。
一方で金融機関を変えられないため慎重に選ぶ必要があります。
上手く活用できれば子供さんの育児資金に充てることができるので、これを機にジュニアNISAを検討され、お子さんと一緒に金融の知識を学習しつつ将来に向けて資産運用をすることをオススメします。