楽天証券の独自の投資信託商品として知られる有名な「バンガード(Vangurd)」。
バンガードには「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が特に有名で、積立NISA(ニーサ)でもバンガードは特に人気があり評判が良い商品となっています。
確定拠出年金のiDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)に対応した「バンガード」の特徴と取引コスト(手数料)についてこの記事でご紹介して行きます。
NISAやiDeCoでは非課税措置が取られているため、運用枠内で良い投資信託で運用することをおすすめします。
その中でも楽天証券のバンガードは有力な選択肢の一つと言えます。
バンガードファンドとは?
つみたてNISAやiDeCoなど「積立投資」をしている人のブログを見ていると「バンガードがオオススメ」という記事を見かけますよね。
バンガードって多分アメリカの会社なんだろうけど…とまでは思いますが、そもそもどのような会社なのでしょうか。
楽天・バンガード・ファンドは、楽天投信投資顧問の新しいインデックス・ファンド・シリーズです。運用に当たっては高度な分散投資を効率的に実現するバンガードETFを活用し、お客様の資産形成に資する低コストで良質な投資信託として、長期国際分散投資に広く活用されることを目指します。
また、今後のファンド追加にもご期待ください。ー楽天証券
私たちは、楽天投信投資顧問とパートナーシップを結び、楽天・バンガード・ファンドを立ち上げられたことを大変喜ばしく思っております。分散投資を低コストで行えるこの機会を、皆さまの未来のために最大限活用して頂くことが私たちの願いです。日本の投資家の皆さまに、最高の投資機会をお届けし続けられるよう、ベストを尽くしてまいります。ーバンガードインベスツメンツジャパン
米国のインデックスファンド最大手
バンガードとは1975年に創立された米国の資産運用会社です。
ペンシルバニア州に本部があり、400本のファンドを運用しています。
米国で初めて個人投資家向けにインデックスファンドを販売し、現在でも最大手として人気があります。
最近の日本ではインデックスファンドへの投資と運用をすれば長期的には十分な資産ができるとして注目を浴びています。
バンガードの日本への進出
日本でのバンガードの活動は2000年に子会社が設立され、始まりました。
そして低コストと安定した実績で日本でも人気が高まってきているのです。
▶️バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社ホームページ
NISAとiDeCoで対応のバンガードファンドについて
では、実際に投資することができるファンドはどのようなものがあるのでしょうか。
【楽天・バンガードファンド一覧 2018年11月時点】
ファンド名 | 信託報酬
(手数料) |
NISA | つみたてNISA | iDeCo |
---|---|---|---|---|
楽天・全世界株式インデックスファンド | 0.23% | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天・全米株式インデックスファンド | 0.17% | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天・インデックス・バランス・F(株式重視型) | 0.24% | 〇 | 〇 | ― |
楽天・インデックス・バランス・F(債券重視型) | 0.26% | 〇 | 〇 | ― |
楽天・インデックス・バランス・F(均等型) | 0.25% | 〇 | 〇 | ― |
楽天・新興国株式インデックス・ファンド | 0.27% | 〇 | ― | ― |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | 0.21% | 〇 | ― | ― |
楽天投信投資顧問株式会社とバンガードが協働でファンドを立ち上げています。
NISAやつみたてNISAを使えば、どの証券会社からでも投資をすることができます。
iDeCoの場合、楽天証券で運用をしている人だけが上記2つのファンドに投資することができます。
手数料は最安値ではありませんが、十分に格安になっています。
では、これらのファンドをどのように活用して投資や運用を行えばよいのでしょうか。
楽天証券での海外ETFはなんと実質無料!
楽天証券ではバンガードファンドを含む海外ETFの手数料が無料(買い)となっています。
楽天独自のファンドだけでなく手数料も無料となっているため、楽天証券でのNISA口座、iDeCo口座は特に人気と言えます。
バンガードを使ったおすすめ運用方法
ここではiDeCoとつみたてNISA、そして一般NISAに分けておススメのバンガード活用法を紹介します。
iDeCoでは楽天証券で口座開設
iDeCoで活用するためには楽天証券でiDeCo口座を開設する必要があります。
そして、開設後は以下の組合わせでの運用をおススメします。
ファンド名 | 比率 |
---|---|
楽天・全世界株式インデックスファンド | 50% |
たわらノーロード先進国債券 | 30% |
たわらノーロード国内債券 | 20% |
これだけで株式と債券の十分なバランスをとることができます。
つみたてNISAの場合
つみたてNISAは楽天証券でも人気があるサービスの一つです。
NISAでは「全米株式インデックスファンド」を10%から20%程度組み入れて投資されることをオススメします。
その理由として米国株に投資するメリットが以下の点で考えられるからです。
- 完成度の高い株式市場の存在
- 先進国で最も人口増加率が高い
- 株主還元に積極的な会社が多い
このように米国株に投資することは運用の世界では必須だといえます。
なので家族で、それぞれのサービスを同時に利用したりしているところも多いわね。
一般NISAの場合は少しリスクを上げたものを
一般NISAになるとバンガードのファンド全てを選ぶことができます。
また一般NISAで投資や運用をされる方は、一定の知識があると思います。
この中でオススメできるのは「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」です。
このファンドで注目できるのは投資している銘柄です。
2017年10月31日時点の組み入れ上位銘柄は以下の通りになっています。
企業名 | 組入比率 |
---|---|
マイクロソフト | 6.4% |
ジョンソン&ジョンソン | 3.8% |
JPモルガン | 3.6% |
エクソンモービル | 3.6% |
ウェルズファーゴ | 2.6% |
プロクター&ギャンブル(P&G) | 2.3% |
シェブロン | 2.2% |
インテル | 2.1% |
AT&T | 2.1% |
いずれも米国株派の人なら誰でも投資したい企業ばかりですよね。
バンガードのファンドをうまく活用することで、皆さんの資産形成も満足できるものになるでしょう。