ネット証券大手の楽天証券が取り扱う確定拠出年金であるiDeCo(イデコ)の銘柄は幅広く運用しやすいと行ったメリットがあります。
楽天証券でのiDeCoの投資信託では何を買うのか?
またはどれがいいのか?
ということをこの記事ではご紹介していきます。
楽天証券は、基本的に運用に関して楽天ポイントが貯まる仕組みになっており、楽天市場や楽天トラベルなど楽天ユーザーには大きな利点がある魅力的な証券会社になっています。(*iDeCoは今のところポイントは対象外)
楽天証券のiDeCoのラインナップから、ぜひオススメの商品を見つけて運用してみましょう。
楽天証券のiDeCoの銘柄の特徴
楽天証券ではiDeCoで取り扱いしているファンドが32本あります。
はじめに、運用できる商品の一覧を見てみましょう。
ファンド名 | 信託報酬 (手数料) | ポイント |
---|---|---|
国内株式 | ||
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 0.1728% | TOPIXに投資 |
たわらノーロード 日経225 | 0.1836% | 日経平均に投資 |
iTrust日本株式 | 0.9612% | ハイリスクな株式を避ける |
MHAM日本成長株ファンド<DC年金> | 1.6740% | 厳選した成長株に投資 |
フィデリティ・日本成長株・ファンド | 1.6524% | TOPIXより高い成績 |
コモンズ30ファンド | 1.0584% | 厳選30社に30年投資 |
国内債券 | ||
たわらノーロード国内債券 | 0.1512% | 国内債券をバランス重視 |
明治安田DC日本債券オープン | 0.6480% | 円建てで外国債券も |
国内REIT | ||
三井住友・DC日本リートインデックスファンド | 0.2808% | 国内REITにバランス投資 |
野村J-REIT ファンド(確定拠出年金向け) | 1.0260% | 厳選したREITに比重 |
海外株式 | ||
たわらノーロード先進国株式 | 0.2160% | 先進国株式にバランス良く |
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 | 0.5940% | 新興国株式中心に投資 |
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) | 1.4364% | 様々なファンドに投資 |
iTrust 世界株式 | 0.9612% | 国際ブランド企業に投資 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) | 0.1696% | 米国上場企業に分散投資 |
海外債券 | ||
たわらノーロード先進国債券 | 0.1836% | 日本を除く国債 |
たわらノーロード先進国債券(為替ヘッジあり) | 0.2160% | 円高・円安のリスク軽減 |
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型) | 0.5616% | 利回りの高い新興国債券 |
みずほUSハイイールドファンド<DC年金> | 1.5120% | 厳選したハイリターン債権 |
海外REIT | ||
三井住友・DC外国リートインデックスファンド | 0.3024% | 日本以外のREIT |
国内外株式 | ||
セゾン資産形成の達人ファンド | 1.5500% | 世界中の優良ファンドへ投資 |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) | 0.2296% | 米国老舗ファンドで分散投資 |
コモディティ | ||
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) | 0.8860% | 金への投資 |
バランス型 | ||
三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型) | 1.2856% | 株式と債券、為替のバランス |
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) | 0.6480% | 一般の年金に近い運用 |
投資のソムリエ<DC年金> | 1.1880% | 変動リスクを4%以内目標 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.6200% | 30国の株式と10国の債権 |
楽天・インデックス・バランス(DC年金) | 0.2078% | 世界の株式と債券に分散 |
ターゲットイヤー型 | ||
楽天ターゲットイヤー2030 | 0.9170% | 先進国株式54%先進国債権46% |
楽天ターゲットイヤー2040 | 0.9270% | 先進国株式75%先進国債権25% |
楽天ターゲットイヤー2050 | 0.9270% | 先進国株式75%先進国債権25% |
元本確保型商品(定期預金) | ||
みずほDC定期預金 | 一般的な定期預金より税金面でお得 |
※赤字のファンドは楽天証券オリジナル
初心者から詳しい人までフルカバーされている
楽天証券のiDeCoの特徴は、幅広い分散投資を初心者から経験者まで満足できる商品がそろえられているということです。
まず運用で重要な分散投資には、国内株式・債券、海外株式・債券という基本になる4つのカテゴリーがあります。
楽天証券ではこれらのカテゴリーで、スタンダードな分散を行うファンドと、高いリターンを目指すファンドの両方の取り扱いをしています。
初心者であればスタンダードなファンドから始めて、詳しくなった時にハイリターンなファンドにスイッチングするという手もあります。
楽天証券のiDeCoだけのファンドがある
これらファンドの中には、楽天証券だけで取り扱いしているファンドがあります。
※上記一覧表の赤字になっているファンドです
これらは、以前から定評あるファンドとして投資家の間では知られていました。
楽天証券の銘柄数はSBI証券より少ないがメリットは大きい
楽天証券のライバルとしてあがるのはSBI証券でしょう。
両社を比較検討される方も多いと思います。
ここでは楽天証券だけのメリットを紹介します。
楽天銀行と連携することで楽天ポイントがたまる
楽天証券のiDeCoは掛金の引落金融機関を楽天銀行に指定すれば「ハッピープログラム」の対象となります。
ハッピープログラムとは、株式やファンドの購入、ATMの入金、そして振り込みなど様々な取引で楽天ポイントがもらえる仕組みです。
貯まったポイントは楽天サイトでのショッピングに使うことができます。
さらにはポイントを使ってファンドを買うこともできるのです。
必要十分なファンド数
現在、SBI証券では67本のファンドから選ぶことができます。
しかしその内容をくわしく見ると、同じようなファンドが複数見られます。
初めての人が利用するには逆に迷ってしまうかもしれません。
その点、楽天証券では投資対象ごとに1本のファンドに絞られています。
初心者の人には迷うことなくファンドを選ぶことができます。
楽天証券のオススメ運用銘柄
では、楽天証券でiDeCoを運用する場合どのようなファンドがオススメできるでしょうか。
ここでは、「初心者向けのファンド2本」と「すこし攻めるファンド2本」をご紹介します。
初心者は国内投資で慣れてみよう
はじめに初心者向けのファンドです。
【楽天証券iDeCoオススメファンド(初心者向け)】
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | TOPIXに投資するローコストなファンド |
たわらノーロード国内債券 | 国内債券全般に投資するローコストなファンド |
資産運用の基本は「株式と債券のバランス」だと言われています。
どちらかに偏り過ぎないように調整することで安定したリターンが期待できます。
これらのファンドは手数料も格安で偏った投資をしないので、初心者の方も安心して始められると思います。
慣れてきたら視野を広げた投資を
ある程度運用や投資の勉強をしてきた人であれば、先の2本に加えて視野を広げたファンドを加えてみても良いでしょう。
【楽天証券iDeCoオススメファンド(初心者卒業向け)】
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) | 全米上場約4,000社に分散投資 |
たわらノーロード先進国債券 | 日本を除く先進国の債券に分散投資 |
全米株式ファンドは、バンガードというアメリカでは定番と言われている資産運用会社に投資を行うものです。
iDeCoでは楽天証券のみが取り扱いをしています。
この2本で株式と債券のバランスを国外でも行うことでさらに良い運用が期待できます。
まとめ
以上楽天証券でのiDeCoの運用をご紹介して来ました。
楽天証券でのiDeCoの銘柄は運用しやすいものに絞ってあり、逆に初心者から上級者まで運用ができるメリットがあります。
また楽天独自の銘柄もあり、今後iDeCoで60歳まで運用していく中で、さらに魅力的な銘柄の対応など大手ネット証券らしいサービスにも展開していくと思います。