株を買い増し(買い足す)することを「ナンピン」という表現を使ったりします。
例えば相場の中長期的な上昇相場での局面など、条件が揃えば有効的な取引方法とも言われています。
株を買い増すということは、「同じ銘柄の株を保有した状態でさらに買う」ということになります。
「株の買い増とは何?」「株を買い増しするときはどんな状況?(場合)」「株をさらに買うときの有効的なタイミングはあるの?」「買い増しの単価の計算方法はどんなもの?」
以上のことを含めて株の買い増しをご紹介して行きます。
買い増しとは持っている銘柄をさらに買い足すこと。
株を「買い増し」するとは
「保有している同一銘柄についてさらに買いを行うことを言います。」
持っている株をさらに買い増しをするというのは、やはりその株が将来性があるからこそ投資をする場合は大半になります。
「この株は決算が良さそうだから、決算前にもう一度買おう!」というのも取引する理由の一つでもあります。
株を買い増しするときとは?
株を買い増しするときにはどのような時か以下にポイントがあります。
👉毎月の収入から有望な株をさらに買って行く
👉リスク分散のため一回の投資で全ての資金を入れない。
👉ある株が中長期的に伸びて行くという時に段階的に買って行く。
上のチャートは「メタップス🔗」のチャート(2017年12月〜2018年5月)になります。
株の相場は上のチャートのように上がったり下がったりを繰り返しています。
なので、「買いたい株」があった場合に投資資金の全額を投資してしまうと買った後値下がりするリスクもあるんです。
なので同じ株の銘柄でも段階的に「買い増し」を行って行くということがあります。
ですが「買い増し」を行うときに非常な重要な視点なのが
「中長期的に伸びて行く株」を見きわめる
ことだと言われています。
将来的に伸びて行く株であれば、株価が短期的に下がったときに「買い増し」を行うことで安い価格で株が買えるということになります。
株を買い増しするタイミングは押し目を狙う。
上のチャートは、注目のSBIホールディングスです。
SBIホールディングスは、仮想通貨取引所の『SBIバーチャルカレンシーズ🔗』の運営が期待されており、株価が上昇している局面でのチャートなります。
通常株で「買い増す」ポイントと言われるのが「押し目買い」です。
「押し目買い」は、別の意味でいうと
「短期的な利益確定の売りでの下落」
とも表現することができます。
株が売られる→株価が下がる ということですので、株価が上昇していれば、その途中で「利益確定(株を売る)」がなされ株価が下がることになります。
その「押し目」の状況で「買い増し」をすることにより、効率的に投資することが可能です。
なので、「1回の取引に投資金額の全額を入れてしまって、その後短期的に株価が下落した。」という可能性もあるため、段階的に同じ銘柄を「買い増し」という場合も多いです。
買い増しの時の取得単価の計算方法は?
上の図のように、「株価1300円で100株」購入したとします。
その後株価が値下がりをし、「株価1000円の時に100株」買い増しをします。
すると平均取得価格は「(1300円+1000円)/2=1500円」となります。
買い増しは損失額が拡大することも
買い増しは、将来的に伸びて行く株には有効的と説明しましたが、買い増しをした株が下がるとさらに損失額が拡大することになります。
上の画像でいうと、先ほどを例にして「株価が800円」まで値下がりした場合は、
株価1300円の時に買った株の損失は「1300ー800=500」
株価1000円の時に買った株の損失は「1000ー800=200」
となり、
損失額は「500*100=5万円」と「200*100=2万円」
と2万円は買い増しした分で損失が拡大することになります。
なので、「なんでも買い増しをすればいい」というわけではなく、しっかりと株が有望であるかを確認しておく必要があります。
👉買い増しは上昇相場には有効的な手法であるが、価格が下落すると損失が拡大する。
👉しっかりと株の銘柄の将来性を見て「買い増し」を効果的に行う。