日本最大級のポイントと言えば、Tポイント。
Tポイントと株式投資ができる日本大手のSBI証券がサービスを提携したものがSBIネオモバイル証券(通称:ネオモバ)です。
今やポイントは生活の主流となり、様々な面でキャッシュバックなどに使われていますが、このサービスでTポイントを使って将来のために、株を購入して資産運用をすることができるようになりました。
SBI証券とSBIネオモバイル証券の違いは、SBIネオモバイル証券がTポイントで投資できることに特化していることと、個別株、ETF、REITの投資をすることが可能ということです。
Tポイント投資では大口の投資というわけではなく、初心者が気軽に株式市場などの金融経済に触れてこれから求められる投資の知識を増やすことができる。というメリットがあります。
Tポイントのお小遣いをさらに投資して収入を増やすという、楽しんで株式投資をすることができるという最大のメリットがあります。
この記事ではSBIネオモバイル証券のTポイントを使った株式投資の方法と特徴をご紹介していきます。
Tポイントで投資ができるSBIネオモバイル証券とは?
会社名 | 株式会社 SBIネオモバイル証券 |
---|---|
設立年月日 | 2018年10月30日 |
資本金 | 35億円 |
住所 | 東京都港区六本木1-6-1 |
代表取締役社長 | 小川 裕之 |
株式会社SBIネオモバイル証券(以下、ネオモバと称します。)は、SBI証券とCCCマーケティングとの合弁会社として設立された証券会社となっています。
ネオモバの最大の特徴は、なんといってもTポイントが使用できることです。
日常生活において、Tポイントを貯めている人たちは少なくありません。
何気なく貯めているTポイントを投資に活用できるというのは、非常に大きな特徴と言えるでしょう。
多くの人が持っているTポイントを使って株式投資ができる
ネオモバでは、若い年齢の方や・投資を初めて間もない方たちを中心として、日本初のTポイントを使った国内株式が購入できるサービスを展開しています。
Tポイント会員は国内で約6800万人程度存在していることから、非常に多くの方がTポイントを利用した株式投資ができると言えるでしょう。
日本国内において、多種多様な場面で使用可能となっているポイントであるTポイントを導入することにより、実際に取引した額に応じてTポイントを付与してもらえたり、逆に貯まったTポイントを使用して株式などが購入できます。
このように、Tポイントを利用した投資が可能となるのです。
Tポイントで買える株について〜個別株、ETF
取り扱いサービス | 現物株 |
国内投資信託(ETF) | |
REIT(不動産投資信託) |
ネオモバでは、国内株式の購入が可能となっています。
具体的には、東証・名証・福証・札証に上場する株式、ETF、REITの現物取引に対応しています。
日本国内に存在する、他の証券会社で一般的に扱われている信用取引や外国株式、投資信託、債券といった金融商品は現在のところ取り扱いがありません。
また、NISAやつみたてNISA、iDeCoにも対応していませんが、NISA、iDeCoでは投資信託の運用が主流なことから、個別株やETFではこのSBIネオモバイル証券が需要が増えそうです。
このように、株式投資できる種類については、今のところ少し限定的なところもありますが、Tポイントを活かした活用としては、今後注目を集めることになると感じています。
思い切った商品構成と言え、購入できる株式などを限定することにより、色々な商品があることによって変に迷うことがないといったメリットもあります。
そのことから、株式投資を初めて行う初心者にとっては、非常に使いやすいサービスとなっていると言えるでしょう。
SBIネオモバイル証券では1株(数百円)から株が買える
2019年4月に設立されたばかりのネット証券ですが、非常に大きな特徴は1株から株を売買できることです。
他の証券会社では、最低取引数が100株単位などと言ったまとまった株の数でしか取引できないところもあります。
しかも、単元未満株の売買コストが大手ネット証券と比較すると非常に安いため、数百円あれば株式投資を始めることができます。
例えば上の画像では大手企業であるソフトバンクの株の情報になります。
1株=3270円ですが、通常は単元株数の100株単位でしか買うことができません。
ですが、SBIモバイル証券では1株から買うことができるので、3270円から株を買うことができるようになるということです。
このように、とても少額予算で株式投資ができることも初心者にとっては嬉しい事項です。
ネオモバでの取引手数料について~期間限定ポイントももらえる
月間の取引代金 | 手数料(月額・税込み) |
---|---|
〜50万円 | 220円 |
300万円 | 1100円 |
500万円 | 3300円 |
前述したとおり、ネオモバでは1株単位、数百円から株の購入が可能となっています。
株式投資を行う際の手数料としては、月間50万円までの取引なら月額200円(税別)で可能となっています。
取引する度に手数料がかからず、固定となっていることも嬉しい利点です。
なお、300万円までの取引では1,000円(税別) 、500万円までの取引では3,000円(税別)、1,000万円までの取引では5,000円(税別)となっています。
1,000万円以上の取引となると、100万円ごとに1,000円(税別)追加されます。(上限については設けられていません。)
【注目!!】毎月200ポイントの期間固定ポイントがもらえるため50万円以内の取引では実質手数料は無料
SBIモバイル証券では、月額の手数料を払うことになりますが、毎月200ポイントをもらうことができます。
獲得ポイント(毎月) | 200ポイント |
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ポイントの種類 | 期間固定Tポイント |
付与の時期 | サービス利用月の翌月第一営業日夜間予定 |
有効期限 | 付与された月の翌月最終日 |
また、利用しているだけで毎月期間固定Tポイントとして200ポイントが付与されます。
仮に月間で50万円以内の取引の場合には、手数料220ー200(Tポイント)=20円が実質の手数料になります。
また、期間固定ポイントとは別に株式投資において発生する売買手数料の1%分のTポイントが付与されることとなります。
これらの特典の結果、月間50万円までの取引であれば実質手数料14円にて取引することが可能となっています。
なお、この特典により付与される期間固定TポイントはSBIネオモバイル証券でしか使えませんので注意が必要です。
毎月付与される200ポイントは、翌月末が期限なのでしっかりと株を買って利用しよう。
Tポイントと他のポイント投資の比較について
ネオモバで使用可能となっているTポイント以外でも、各種ポイントを利用した投資が可能となっています。
他のポイント投資については次のとおりです。
ネオモバ | 楽天証券 | NTT DOCOMO | クレディセゾン | |
投資に使えるポイント | Tポイント | 楽天ポイント | dポイント | 永久不滅ポイント |
利用できる口座 | 特定口座 | 特定口座/一般口座 | 口座は利用不可 | ポイント運用口座 |
NISA/つみたてNISA口座 | (dアカウントのみ必要) | |||
購入可能商品 | 国内株式・国内ETF・国内REIT | 投資信託 | 投資信託 | 投資信託 |
国内株式 |
NTT DOCOMOのdポイント投資及びクレディセゾンの永久不滅ポイント投資においては、特定口座や一般口座などの口座開設が不要となっていることから手間がかからないのが特徴的です。
しかし、購入可能商品の種類が限定的とされていることから、大きなリターンはあまり期待できないと言えるでしょう。
それらの事実を考慮すると、本格的に運用するのではなく、株式投資とはどんなものかをお試しで利用する方にとっては良いサービスと言えるでしょう。
また、楽天証券の楽天ポイント投資及びネオモバでのTポイント投資においては、ある程度の投資商品数が取り扱われていることから、上手に運用することにより大きなリターンを得ることができます。
このように、商品の多様性においてはTポイント投資や楽天ポイント投資が有利と言えるでしょう。
また、Tポイント投資では国内株式・国内ETF・国内REITの3種類ある投資商品に投資することができるので、どの商品を使用して投資をするのかを選べることもメリットの1つと言えます。
次に、利用できる口座という概念では、NISAやつみたてNISA口座を利用ができる楽天証券にメリットがあると言えますが、楽天は楽天ポイントという別サービスなので、Tポイントと使い分ける点ではいいのかもしれません。
ポイント利用と非課税制度を併用できる点においては非常に有利であると言えます。
なお、ネオモバのTポイント投資においては、スマホ取引に特化しているという特徴がありますので、非常に手軽に株式投資を行えるのも嬉しい利点です。
楽天証券は楽天ポイントで投資ができるサービスを展開している。SBIネオモバイル証券はTポイントに特化しており、また毎月200ポイントが付与されるのは非常にメリットが大きいと言えます。
ネオモバの運用での特徴・留意点について
ネオモバ利用における留意点・特徴については、次の項目が挙げられます。
●毎月216円の利用料金がかかる
月間の株式約定代金が50万円以下の場合においては、月額の利用料は200円(税抜)が発生します。
もちろん、利用額が大きくなればなるほど月額利用料も高くなるのですが、Tポイントメインで投資をする場合毎月50万円以上の株の取引をする人は多くはないと言えるため、期間固定ポイント200ポイントを考えても実質手数料は20円しかしないことになります。
ただし、事前の段階において一定の期間取引を行わないことが明確である場合においては、一時的に利用を停止することも可能となっていますので、その制度を上手く利用して頂ければと思います。
●NISA・iDeCoには対応していないが、運用のメリットは個別株とETF
NISA(少額投資非課税制度)では、毎年120万円の非課税投資枠が最長で5年間付与される制度となっています。
その範囲内においては、株式投資を実施した場合における譲渡益や配当金が非課税扱いとなる制度です。
また、iDeCo(個人型確定拠出年金)では、60歳まで定期的に金融商品に積立投資を行いますが、そこで発生した運用益や利息に対しては非課税扱いとなります。さらに、積立金額においても全額所得控除扱いになる制度です。
ネオモバにおいては、残念ながらNISAやiDeCoには対応しています。
しかしながら、ネオモバのメリットとしては、Tポイントで個別株が買えることです。iDeCoやNISAでは投資信託を毎月積み立てていく利用が多く、ネオモバで個別株やETFを購入するというオススメの利用方法があります。
ネオモバのまとめ〜Tポイントユーザーはぜひ利用してもらいたい。
以上、Tポイントを使った投資ができるネオモバについてご紹介して行きました。
日本で最大級のポイントであるTポイント。Tポイントで投資を始めることができるのは、これから厳しい時代に突入していく中で、一生物の知識を身につけるチャンスとも言えます。
月額手数料が220円からですが、毎月200ポイントが付与されるため、実質手数料は無料に近く毎月200円分の株を購入することができるのです。
現在ネオモバは国内の個別株が中心ですが、今後は外国株や投資信託など幅広く商品を扱う可能性もあるため、目は離せないと言えます。